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いおうじ応急クリニック介護棟/
Iouji Clinic  Elderly Care Center

Project Name | 

いおうじ応急クリニック介護棟/

Iouji Clinic  Elderly Care Center

ランドスケープデザイン 

Landscape Design 

 

Status |

実施設計

Construction Document

 

Duration |

基本設計:2024年7月 - 12月

実施設計:2024年12月 - 2025年4月 

Schematic Design:July - December 2024

Construction Document:December 2024 - April 2025

 

Location |

三重県松阪市立野町200

200 Tachino-cho, Matsusaka City, Mie Prefecture

 

Usage |

広場、庭、畑、駐車場、休耕田ビオトープ

 

Site Area |

3,463m2

 

Client |

医療法人医王寺会

 

Collaboration |

建築設計:株式会社パトラック/アタカケンタロウ建築計画事務所

 

Project Summary |

事業者である医療法人医王寺会は、「最期まで笑顔で生きられる街を創る」という理念のもと、一次救急専門のクリニックに加え、訪問診療、訪問看護、訪問介護、居宅介護支援といったサービスを行ってきました。これまで元パチンコ屋の建物を改修し、診療棟として救急外来と職員のオフィスに使用していましたが、この計画ではさらに、その隣の駐車場部分に新たに介護棟を新築し、敷地東側の農機具修理工場をカフェへ改修する予定です。介護棟では、「看護小規模多機能居宅介護(共生型)」と「短期入所生活介護(共生型)」、「有料老人ホーム」「おうち部屋」といった機能を複合し、既存のサービスと組み合わせることで、施設で療養していた方々の誰もが自宅に帰れる仕組みを構築しようとしています。

そのような地域の医療と介護を担い、地域づくりの拠点にもなる施設のために、「まちをいかし、ひとをつなぐ、ひらかれた暮らしの庭」をコンセプトとして、私たちは現在ランドスケープの設計を進めています。この場所を、施設の利用者やスタッフだけでなく、地域の住民も利用できるような、多様な居場所があり開かれた場所にしたいと考えています。目指すのは、日常的でほっとする、日々の生活の場としての庭、畑や果樹があり、見る庭ではなく、つかえる庭、みんなでつくり、はぐくむ、そのような庭です。気軽に住民が立ち寄り、人の繋がりを育み、互助の縁が育つ拠点となることで、「自然に支援の手を差し伸べる力( 地域ケア力)」を高めていくことを目指しています。

2024年には、敷地周辺で集めたどんぐりを使い、ポット苗をつくるワークショップを現地で行いました。できた苗木は、敷地内の植栽に使う予定です。これからも、この場所が人のつながりを育む開かれた庭になるよう、取り組んでいきます。

© 2025  F O L K , Inc.

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